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一昨日にオオクワガタブリードには欠かせない・・・あるブツを仕込みました。
オオクワガタが産卵するのは材ですが、♀の産卵欲を高めさせ確実に幼虫を回収
したいと考えるなら、カワラタケなどの白枯れ腐朽菌で朽ちたカワラ材を使うのが
ベストだと思います。
オオクワガタは通常市販されてるホダ木でも産卵はしますが、カワラ材を使うと
産卵準備に入った♀は材を削り始めるのが早いんですよね(^^)
とにかく♀が卵を産むのかどうかが判断しやすいので、幼虫を回収したい時期を
調整したい場合にとても重宝するんですよ~
植菌カワラ材は市販品もありますが、どうも品質の面でイマイチだったりすること
が多いです・・・やたら水分が多かったり、材が堅すぎたり、逆に柔らかすぎで
樹皮をはぎ取ると材がバラバラになったり・・・
一概には言えませんが、何度かこんな事があったので、結局自分で作るのが良いと
判断しまして、数年前から自作することにしています。
自分で植菌すると材の堅さも把握できるし、カワラタケが材に浸食する腐朽力
なんかが分かって良い勉強になります。
それでは私が行っている仕込みのレシピです~
まず用意するのは硬めの産卵木(コナラ・クヌギなど)10本とカワラ菌床ブロック
を1個、それに仕込んだ産卵木を保管する容器と新聞紙、輪ゴム・・・以上です。
最初に産卵木を加水します、沸騰した熱湯で1時間漬け込み、産卵木取り出して
陰干しをして粗熱をとり、完全に産卵木が冷えてから樹皮をはぎ取ります。
この時、産卵木の状態は爪を立てても水分が染み出さない程度にしてくださいね。
産卵木が用意できたら、カワラ菌床ブロックを崩します。
後は新聞紙を半分に切って、崩したカワラ菌床を新聞紙の上に均し産卵木と一緒に
巻いていくだけです、仕込み時の写真はこちら~!!
この時なるべくカワラ菌床が全体を覆うように均等な厚さで
産卵木に接するようにして下さいね~ 新聞紙を巻き終わったら小口側を輪ゴムで
留めて保管容器に入れて培養すると完成です、こんな感じで出来上がりです(^^)
カワラタケが浸食し始めると、新聞紙の上からでも白くなってくるのが分かるので
良い目安になると思います。
培養している間カワラ菌床は猛烈に水をはき出すので、定期的に底にたまった水は
捨てて下さい、割り箸を容器の底に入れて木を少し浮かしておくと管理が楽です。
培養の温度管理にもよりますが、かなり硬い産卵木でも1ヶ月半~3ヶ月経つ頃には
最適な水分と堅さになっていると思います。
後はお好みで使う分だけ産卵木から新聞をはぎ取って使うだけなので便利ですね。
1つのカワラ菌床ブロックがあれば10本は作ることが出来ますので、市販品を買う
よりはずっと安いと思いますよ~ 皆さんも機会があれば是非作ってみて下さい。
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HPは2005年度より開設中ですのでそちらもヨロシクです。